「お金で損しないシンプルな真実(山崎元著)」を読んだ。
一番心に残った言葉は、「お金」=「人への感謝のしるし」。我々がお店で商品を買ったときに支払う「お金」は、商品を作った人、運んだ人、販売する人達への「感謝のしるし」である。そう思えは、私も気持ちよく「お金」にお別れが出来る!
私自身は米国の大学でファイナスを学び、新卒で入った銀行で市場部門を経験(無数のモニターが並ぶ職場)、その後も財務コンサル(事業再生含む)、企業の財務担当など、ずっと「お金」に関わる仕事をしてきた。そして、「お金」に起因する様々な喜怒哀楽に立ち会った。
「お金」との関りを難しくしているのは、「お金」そのものではなく、「お金」に起因する「感情」とのこと。「お金」は「妬み」「不安」「欲望」「下心」など様々な感情を呼び起し、多くの人の人生を振り回している。
そして、その感情を煽っている金融機関、インフルエンサー、詐欺師などが存在している。彼らがいなくなることはない。そうであれば、自分の身は自分で守るしかないのだが、その「守り方」を指南している人達にも羊の皮を被った狼が混じっている。
政府も「個人による資産運用」を促進しつつ、「金融教育」にも力を入れているが、後者の方はなかなか浸透しない。極論を言えば、「英語」を話せなくても不幸にはならないが、「金融知識」がないと路頭に迷う可能性がある。人生100年時代、学校教育ではどちらを優先度すべきか?